KINOミーティングがお送りするpodcast「（スペース・ルーム）スキマを言葉にしてみるラジオ」の最終回、EP.6がアップされました。ゲストは「みずゑ」さん。今回は「家族に教わりたいレシピ」をテーマに、それぞれの体験を踏まえて「料理」と「記憶」の間のスキマについて話してみます。

自身の家庭で出てくる料理のなかで、特に印象に残っているものは何でしょう。ゲストのみずゑさんがあげたのは中国にルーツをもつみずゑさんの母の手料理「ネギのお好み焼き」。一方、韓国にルーツをもつパーソナリティの十二（じゅうに）があげたのは、「卵焼き」と「キンパ」。焼きたてのネギのお好み焼きを頬張ったみずゑさんの子供時代の記憶や、母からキンパのつくりかたを教わった十二のエピソードなどから、料理というかたちで世代を越えて伝えられてきたそれぞれのルーツの一端に触れることができます。そうした料理をつくることでアクセスできるのは、自身の、そして会ったことすらない人たちも含めた家族の「記憶」と言うことができるのかもしれません。

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